宮城県丸森町では、以下の内容で保育士への家賃補助制度を実施する予定です。
他の都市部の自治体に比べて、制度内容が見劣りしてしまうのは、予算規模が全く異なるわけですから仕方がありません。
宮城県内の他自治体では、丸森町のように、独自の保育士への助成制度を実施しているところはほとんどありませんので、制度内容はともかくとして、自治体として保育士確保に向けた積極的な行動は評価できます。
◯丸森町 保育士への家賃補助制度(予定)
・対象者
町内の民間賃貸住宅に入居し、町内の保育施設で働く保育士
※幼保連携型の認定こども園で働くことができる幼稚園教諭免許も持つ保育士。
・補助金額
月額上限2万円。
※家賃から住宅手当分を除いた額の半分を支給
・支給期間
3年。
※2017/1/13河北新報
家賃補助の月額上限が2万円となると、実際の住居の選択は限定されたものになってしまいますね。
さらに、支給期間が3年間ですから、これだけの内容ではなかなか保育士を確保するのは難しいでしょうね。
都市部の補助制度に比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいますから^^;
丸森町は過疎化が進んでいるようですから、本気で若い保育士を確保するのであれば、保育士に空き家を無料で貸し出したり、食事やインターネット等も無料で提供するなど、思い切った対策が必要です。
このぐらいの制度であれば、過疎地の自治体でも、予算を気にすること無く実施できるのではないでしょうか?
また、そこまでの制度を思い切って実施しないと、若い保育士は過疎地から待遇の良い都市部へと、毎年毎年流出していくだけです。
過疎地の自治体については、このままただ黙って事態を放置し続けるのではなく、むしろ、毎年増え続ける空き家等を活用して、逆に都市部から保育士や住民を獲得するくらいの制度を、思い切って実施していただきたいところです。
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