【埼玉県】保育所復帰支援貸付。低賃金問題解決は難しい？！

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埼玉県では、以下の内容で「保育所復帰支援貸付」を実施しています。

この貸付は、未就学児童を養育している潜在保育士を対象としたもので、全国的な保育士の難しい低賃金問題を、根本的に解決できるものではありません。

とはいうものの、埼玉県で保育士として再就職したいと考えている人は、児童の優先保育入所なども利用できますので、検討する価値はあります。

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◯埼玉県保育所復帰支援貸付

・内容　
未就学児童を養育している潜在保育士（保育士資格を有し保育士
として勤務していない者）が保育士への勤務を希望する場合、当該保育士の児童を優先的に保育所に入所させるとともに、当該保育士が支払う保育料の一部を貸付ける。

・貸付対象者
次の①～③をすべて満たす方。

①県の区域内（さいたま市を除く）の保育所等に新たに勤務する又は保育所等に雇用されている未就学児をもち産後休暇又は育児休業から復帰し週３０時間以上勤務する保育士であること。

②子供が保育所、幼保連携型認定こども園等に入所が決定していること。

③平成２８年４月１日以降に新たに勤務する（している）方、または復帰する（している）方であること。

・貸付金の使途と貸付額
当該貸付対象者の子供の保育料の半額(上限月額２７，０００円)を貸付けます。

・貸付期間

保育所等に勤務する期間とし、保育士として当該保育所等に勤務を開始した日から起算して１年間を限度とします。

・利子

利子はすべて無利子です。

ちなみに、この貸付制度についても、連帯保証人が必要になります。

個人的な感想としては、わざわざ連帯保証人を用意してまで低賃金の保育士として再就職したい人が、果たして存在するのか疑問に感じますが、まずはやってみるという行動力は評価すべきでしょう。

前例主義や責任回避が目的化してしまっている現在の自治体において、新しい制度を実施するのは、非常に困難だからです。

まずはやってみて、改善点があればその都度改善し続けることで、難しい問題解決の糸口をつかむことができるでしょう。

なお、この制度を利用する場合は、埼玉県内（さいたま市除く）の保育所で2年間勤務すれば貸付金の返済を免除してもらえますので、その点も十分考慮して勤務先を検討してみてください。

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