保育士不足問題の解決策は、「破壊的イノベーション」だ！【Disruptive innovation】

前回の記事では、保育士の将来像と展望について簡単にまとめてみました。

⇨保育士の将来と展望。隠れた前提に注意しよう！【Hidden assumptions】

今回は、具体的に保育士の仕事を奪うことになる、概念やテクノロジーなどについてまとめていきます。

それでは始めていきましょう。

この記事の目次

　1.保育士不足問題の原因。
　2.解決策は「破壊的イノベーション」！
　3.具体的な保育士不足問題の解決方法。
　4.保育士は、今すぐイノベーション！

1.保育士不足問題の原因。

保育士不足問題の原因については、過去の記事でもいくつか触れてきましたが、基本的に様々な社会的な要因が複雑に絡み合った結果、現在の保育士不足問題が発生しています。

もちろん、保育士の低賃金問題や、劣悪な職場環境などの影響もあります。

しかし、根本的な問題は、少子高齢化や税金問題や社会的な歪みの存在など、実に多くの要素が複雑に絡み合っていることにあり、それこそが現代社会の大きな特徴として認識されているのです。

したがって、単純に保育士を増やしても給料を上げても（実現は非常に困難ですが）、他の要素の影響がはるかに大きいために、保育士不足問題を直ちに解決するのは非常に難しいのです。

これらの複雑に絡み合った問題を解決するのは、現在の既得権層ではなく、新たなリスクテイカーによる「破壊的イノベーション」であり、その日がもう目の前に迫っていることは、これまでの記事で述べたとおりです。

2.解決策は「破壊的イノベーション」！

「破壊的イノベーション」とは、Clayton M. Christensen教授らが提唱した概念で、従来の製品やサービスの価値を破壊し、全く新しい価値を生み出すことです。

あなたは、「破壊的イノベーション」という言葉をあまり聞いたことはないかもしれませんが、わたしたち人類が、現在の素晴らしい利便性の高い豊かな社会を享受できているのは、この「破壊的イノベーション」による影響が非常に大きいのです。

「破壊的イノベーション」の事例は、それこそ人類の有史以来無数に誕生し続けており、今なお、数多くの「破壊的イノベーション」によって、既存の企業やサービスが駆逐され、より便利で快適な社会が築かれています。

人類の歴史を振り返ってみれば、狩猟採集時代の「稲作技術」などは、当時の食糧事情を圧倒的に改善し人類の寿命を伸ばしたという点で、素晴らしい「破壊的イノベーション」でした。

蒸気機関や自動車やコンピューターなど、人類の歴史を振り返ってみれば、時代時代の節目に、画期的な「破壊的イノベーション」の登場によって、私たちは実に多くの恵みを享受してきたことが理解できます。

これらの「破壊的イノベーション」の影響が無い生活を、あなたは想像することができるでしょうか？

いまだに、裸に近い姿で野山を駆け巡り、獲物となる動物や木の実などを集め、激しい風雨に曝されても必死に耐え忍び、火を点けて暖を取るにももの凄く時間がかかる生活・・・。

そんな生活を、いまのあなたは我慢することができるでしょうか？

これらの人類にとって厄介で不都合な数々の問題を、時代時代の節目で解決してきたのが、この「破壊的イノベーション」です。

最近の事例では、iPhoneやUberの存在があります。

iPhoneやUberが登場したおかげで、世界中の音楽・カメラ・通信・タクシー関連企業など、実に多くの既存企業が淘汰されていきました。

Uberの類似サービスとして、現在日本でも拡大中のAirbnbなどのサービスがありますが、いずれこのAirbnbなどの「破壊的イノベーション」によって、既存の怠慢なホテル業界は改革を迫られることになるでしょう。

安価で良質なサービスが、いつでも便利に利用できるわけですから、顧客の利便性を無視したサービス提供者は、必然的に市場から淘汰されていくのです。

保育業界も、

全く同じ状況です。

しかも、現在進行形で、保育業界の「破壊的イノベーション」が、次第に明らかになりつつあるのです。

3.具体的な保育士不足問題の解決方法。

それでは、具体的にどのようなサービスが、保育業界の「破壊的イノベーション」となるのでしょうか？

可能性のあるものはいくつか挙げられますが、一例を挙げるとすれば、「シェアリング・エコノミー」の台頭があります。

「シェアリング・エコノミー」とは、遊休資産やリソースを有効活用することによって、新しい価値を創造するものやサービスのことです。

前節で述べたUberやAirbnbは、「シェアリング・エコノミー」の一種ですね。

「シェアリング・エコノミー」の最大の利点は、中間業者の搾取が抑えられ、「サービス提供者」は提供するサービスに対して正当な対価を、「サービス利用者」は良質で安価なサービスを、それぞれ得ることができることです。

日本国内でも、駐車場や人材派遣など、実に様々な分野で、この「シェアリング・エコノミー」が拡大しています。

当然、家事や育児の代行サービスなどについても、既にいくつかのサービスが実施されています。

たとえば、このようなサービスですね。

ペットの散歩から掃除・洗濯、DIYや勉強など、人が提供できるサービスであれば、ほぼ全ての人的サービスが取引ができるようです。

似たようなサービスは、現在でも次々に誕生していますので、いずれこれらの中から、社会構造を一新するような「破壊的イノベーション」が実現することになるでしょう。

しかも、このようなサービスの参入障壁は非常に低いので、UberやAirbnbなどのように、世界中の起業家が極東の日本市場に雪崩込んでくる日も、そう遠くないはずです。

実際、家事や育児代行サービスとは言っても、単純に人と人をマッチングさせることができればいいわけですから、ビジネスに詳しくない人でも、簡単に参入できてしまいます。

たとえば、こんな風に。

これは、筆者が試しに短時間で作ったサンプルサイトですが、このようなサービスが短時間かつ無料で開設できてしまうのが、現代社会の素晴らしい点です。

一昔前なら、このようなサイトを作成するだけでも、数百万円の制作費を請求されていました。

ところが、現在では、特にインターネットに詳しい人では無くても、簡単に全て無料で作成できてしまうのです。

実際に運用する際には、独自ドメインを取得したり、有料サーバーで運用することになるでしょうから、年間数千円程度の費用は発生しますが、それでも、その程度の費用で済んでしまうのが恐ろしい時代ですね^^;

つまり、チャンスは世界中の人々に、より平等に与えられるようになってきているということです。

しかも、これらの「シェアリング・エコノミー」では、そのコミュニティー内で資金のやり取りをすることによって、無駄な手数料や税金の支払いでさえ不要になってしまうのです。

たとえば、育児サービスを提供する人は、サービス利用者からその対価を、「シェアリング・エコノミー」のシステム内で、電子データとして受け取ることになります。

サービス提供料として5千円を受け取る場合、サービス提供者の管理口座に、5千円という電子データが記録されるということです。

そして、その5千円という電子データを、今度は自分が受けたいサービス、たとえばマッサージだとか航空券だとか、あなたが受けたいと思うサービスの対価として支払うのです。

電子マネーの究極の姿と言えるかもしれませんね。

ちなみに、今回作成したサイトは、海外サーバーを利用していますので、基本的に日本国内の法律の効力が及ばないことになります。

日本国内の無駄な規制や、理解できない税金などを気にすること無く、快適に利用できます・・・

が、利用する人たちは、必ず自己責任で利用して下さい^^;

そのようにして、あらゆるサービスが「シェアリング・エコノミー」内で消化され始めると、どのような現象が生じるでしょうか？

そうです。

そこには、無駄な中間搾取も手数料も税金すら発生しない、究極の価値交換社会が実現されてしまうのです。

それぞれが、

得意な事やできることを

サービスとして提供し、

その対価としての

電子データが、

それぞれの管理口座に記録される。

そして、

その電子データを利用して、

自分が受けたい

サービスや物を調達する。

これらの取引内容は、基本的に、当事者同士でしか把握できませんので、国家が「シェアリング・エコノミー」内から税金を徴収するのは、非常に困難になります。

仮に、国家がこの「シェアリング・エコノミー」に規制をかけ、全ての取引履歴を開示するように命じたとしても、意味がありません。

「シェアリング・エコノミー」の最終形は、究極的には全ての「シェアリング・エコノミー」参加者自身であり、具体的な組織は存在しなくなるからです。

あるのは、各国の通貨と「シェアリング・エコノミー」内の電子データ交換を管理する組織だけです。

そのような組織も、いずれ不要になるでしょう。

そして、それぞれの取引履歴は、ビットコインのブロックチェーン技術などにより、当事者以外は実際の取引者を照合できない暗号通貨として、全ての参加者で保護・管理していくことになるのです。

まさに新しい国家が、というよりも、世界中の有志同士の強い絆で結ばれた、国家を超える新しい概念が誕生するといえるのではないでしょうか？

さらに、その新しい概念を強大な武力で脅かそうとする国家権力に対しては、必要に応じて武器や兵隊や核兵器でさえ、理論的には、その「シェアリング・エコノミー」内で調達することができるのです。

そのような意味でも、「シェアリング・エコノミー」の究極の姿は、現在の国家を超越した存在になっていくのです。

これらの大きな変革に、既存企業や国家でさえ恐怖を感じているかもしれません。

しかし、あらゆるサービスを選択するのは、そのサービスの利用者である以上、国家や既得権層が厳しい規制や法律で押さえ込もうとしても、それは虚しい努力になることでしょう。

過去の歴史が、現在の利便性の高い生活が、まさにそれを証明しているのですから。

したがって、これまで何度もあなたにお伝えしてきたように、保育士であるあなたが今後生き残っていくためには、自分自身の能力を磨き続けるしかありません。

あなたが今後幸せな人生を生きていくためには、現在の職場や資格や国家に頼ったり寄生するのではなく、自分自身の能力を高めていくしかないのです。

「破壊的イノベーション」が実現し、「シェアリング・エコノミー」が浸透していく未来の世界では、学歴や資格やあるいは国家や通貨でさえ、その価値は消失していくのです。

「破壊的イノベーション」とは、それほど残酷で、しかしこれまで以上に素晴らしい生活を、わたしたち人類にもたらしてくれる存在なのです。

ぜひ、手遅れになる前に、自分自身をよく見つめ直して、必要な手立てを講じる努力を始めて下さい。

4.保育士は、今すぐ解決策をシェア！

いかがでしたでしょうか？

保育士不足問題を解決する方法や、未来の世界などについて、「破壊的イノベーション」や「シェアリング・エコノミー」などの観点から、簡単にまとめてみました。

これまで述べてきたことは、一見すると夢物語や空想の類と感じられるかもしれませんが、実際に、今まさに私達の目の前で展開されている現実の姿なのです。

いずれ、究極の価値交換社会は実現し、最終的には、AI等による人類支配も始まってしまうかもしれません。

それでも、

わたしたち人類は、

この流れを止めることはできません。

どんなに厳しい法律を制定したとしても、どんなに強大な武力で恫喝したとしても、「破壊的イノベーション」による究極の社会実現の流れは、誰も止めることはできないのです。

それは、これまでの人類の歴史が証明し、そして、これからの人類の歴史が証明し続けていくことになるのです。

私達ができることは、ただ一つだけです。

常に、

自己研鑽に励み続けること。

これだけが、私たち人類が生き残るために残された唯一の方法です。

あなたが、いま働いている保育施設は、サービス残業やイジメなどが横行しているような、極めて酷い職場環境ではありませんか？

もしそのような、自己研鑽に励むような時間も取れない悲惨な状況であれば、あなたが今後生き残り、幸せな人生を獲得していくためにも、まずは何も考えずに、今すぐ逃げ出すことをおすすめします。

あなたに

残された時間は、

もうあとわずかしかありません。

ぜひ、後悔のない選択をして下さい。

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