お母さんが
家を出ていったせいで
両親から板挟み状態に・・・
保育園でも
人間関係のトラブルが
続いてるし・・・
家でも職場でも
毎日ビクビクして過ごすのが
いい加減辛すぎる!
保育園ではなかなか仕事も覚えられず、ベテランの先生からは厳しい指導があるので気の休まる暇がないし、家に帰っても両親の別居問題でわたしが板挟み状態に・・・。
毎日必死に頑張ってはいるけれども、次第に体調も悪化してきて、呼吸もうまくできなくなったり、お腹や頭に激痛が走ったりと、まともに働けない状態に。
もしあなたが、このような悲惨な状況に追い込まれているとしたら、一度、あなたのスパン・オブ・コントロールに注目してみるべきです。
この記事を読み込み、あなたの スパン・オブ・コントロールに対する理解を深める事によって、 必ず、あなたの現状を解決する糸口が掴めます。
それでは始めていきましょう。
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1.トラブルが続く理由。
世の中には、やること為すこと全てうまくいく人がいるかと思えば、何をやってもトラブルが続いてしまう人もいます。
このようにトラブルが続いてしまう人の中には、「何か悪いものにでも取り憑かれたのかも?」とか「ヒーリングしてもらったほうがいいのかな?」とか「パワースポットに行こう!」などと迷走してしまう人がよくいます。
結論から申し上げると、このような不運やトラブルが続いてしまう最大の原因は、周りの環境とあなたとの相互関係 にあります。
非科学的な心霊現象だとか前世の因果だとかヒーリングだとか新興宗教だとか、とにかくそのような根拠が怪しく意味不明な、そしてあなたからお金を騙し取ろうとする集団からは、なるべく距離を取って冷静に判断しなければいけません。
いま、あなたの目の前で起きている現実は、単純にあなたとあなたの周りの環境との相互関係から、一定の確率で発生した自然現象のようなもの なのです。
たとえば、もしあなたの両親が仲睦まじく家庭環境が良好であったなら、たとえあなたが勤める保育園でトラブルが続いたとしても、いまのあなたのように体調を崩して保育園を休むような状況まで追い込まれることはなかったはずです。
あなたの家庭環境が良好であれば、多少のトラブルが続いたとしても、あなたの家族やあなたの両親が、あなたのことを心配して精神的にも肉体的にもサポートしてくれるはずです。
しかし、たまたま今あなたの両親の関係が悪くなってしまって別居することになり、そこにあなたの職場でのトラブルが偶然重なってしまったために、あなたの肉体や精神が限界を超え悲鳴を上げて、保育園を休まなければいけない状況まで追い込まれてしまったのです。
つまり、世の中の現象というものは、結局のところ一定の確率にもとづいて発生する自然現象の一種でしかなく、その現象が偶然に複数重なってしまった場合に運が良い、あるいは運が悪いと感じてしまう のです。
もちろん、悪い現象が発生しないように個人個人が努力をし、その 発生確率を減少させることは可能 ですが、0%にすることはわたしたちが神ならざる存在である以上、理論的にも不可能です。
したがって、どんなに優秀な人であっても、どんなに恵まれた環境で育った人物であったとしても、誰でも偶然良いことが重なることもあれば悪いことが続くこともあります ので、心霊現象だとかスピリチュアルだとか、そのような意味不明な輩の言うことはそもそも信用するに値しないのです。
すべては、あなたとあなたの周りの環境との相互作用によって引き起こされる、自然現象の一種なのです。
あなたができることは、できるだけ良いことが起きるように努力し、悪いことが起きないように頑張り、その発生確率を少しでも改善する ことぐらいしかできません。
そして、あなたがどんなに優秀であったとしても、どんなに死力を尽くして努力をしたとしても、自然現象でありわたしたちが人間である以上、その発生確率を0%にしたり100%にしたりすることは絶対にできない のです。
わたしたちができることは、日々改善の努力を継続し、それでも起こってしまった悪い現象については素直に受け入れ、それでも対処しきれない場合には、これまでの記事でも解説してきたような具体的な解決法を、実際に実行するしかない のです。
⇨母親と性格が合わない!保育士の一人暮らしは純粋戦略で突破しよう!【Pure strategy】
幸運になるグッズだとか神頼みするだとか除霊してもらうだとか、そのような非科学的で前時代的なものに頼るのではなく、実際に目の前を解決するための方法を身に付け行動に移すしかありません。
安易に精神論に依存するのではなく、実際に問題解決に向けた行動を実践することだけが、いまのあなたの悲惨な状況を救うことができる のです。
2. スパン・オブ・コントロール。
さてそれでは、あなたに悪い現象が発生してしまう確率を減少させるために、ある一つの概念をあなたに理解してもらいたいと思います。
それは、「スパン・オブ・コントロール」という概念です。
「スパン・オブ・コントロール」とは、組織の管理者が直接管理している部下や業務の範囲 のことで、その範囲には限界があり、その限界を超えると悪影響が発生する ことが、過去の先行研究で明らかにされています。
※Meier & Bohte,2000 Gittel,2001
たとえば、あなたの周りで引き起こされている現象は、結局のところ、あなたが管理できる範囲を超えてしまえば、「スパン・オブ・コントロール」の研究成果からも明らかなように、必ず悪影響が発生してしまうのです。
つまり、あなたが管理すべき問題が増えてしまい、あなたが両親とのコミュニケーションを管理しきれなくなったり、あるいは職場内のトラブルを管理できなくなったり、あるいはその両方だったりする場合。
このような場合は、当然ですが、あなたにとって悪い現象が発生し続けるということです。
一般的に人が管理できる最適な「スパン・オブ・コントロール」は、その状況にもよりますが、概ね 5~7程度 とされています。
したがって、もしあなたが現在、どうしても管理しなければいけないことが7つ以上あるとしたら、それは「スパン・オブ・コントロール」の限界値に近づいているサイン ですので、いますぐその対策を講じる必要があります。
3.トラブルから解放される方法。
それでは、いまあなたが直面している悪夢のようなトラブル続きの現状から、いますぐ解放される具体的な方法について解説していきます。
「スパン・オブ・コントロール」の先行研究で明らかにされたのは、「フラット化」・「管理範囲の拡大」・「能力開発」 の三点間の相互作用がとても重要だということです。
1.フラット化。
フラット化とは、組織の階層を少なくすることで、創造性や意思疎通の迅速化を目的 としています。
つまり、管理する部署や人員を少なくすれば、余計な邪魔もなくなり、人の交流や意見交換が活発化し、結果として組織の利益につながるという考え方です。
たとえば、あなたが両親と会話する際に、あなたが直接話すのが気が進まないのであなたの祖母を通じて会話しているとしたら、あなたとあなたの両親との間の意思疎通にムダな時間や予想外の誤解等が発生する危険性があります。
そこで、あなたがあなたの両親と会話する場合は、「フラット化」の対策を実行して、あなたとあなたの両親との間を仲介している祖母には頼らず直接あなたが会話すること、つまりその会話の経路の階層を少なくすることによって改善を図ることができるということです。
しかし、この「フラット化」の対策には問題があり、現実問題として組織や経路の効率化が実現したとしても、それを管理する人、つまりあなたの負担が増加してしまい、結果的に「スパン・オブ・コントロール」の限界を超え悪影響が発生してしまう危険性があります。
2.管理範囲の拡大。
組織や業務の効率化を図るために「フラット化」を進めていくと、最終的に管理者の「スパン・オブ・コントロール」の限界を超えてしまう問題が発生してしまいます。
「フラット化」とは管理する部署や管理する人を減らしていくことですから、当然、残された管理人には膨大な負担が集中してしまう ことになります。
その結果、業務改善とは程遠い結果を生み出してしまうことになります。
3.能力開発。
そこで、管理部門や管理者が減少した分を、現場の人間の能力開発によって補う という発想が生まれてきました。
しかし、残された管理者の負担が増大している中で、現場の人間の能力開発に力を割く余裕はなく、最終的に「フラット化」等による対策は、能力開発についても悪影響を及ぼす 結果となってしまいます。
つまり、管理者の適切な管理範囲(スパン・オブ・コントロール)を超えてしまうと、他にどんな手段を講じたとしても、最終的には悪影響しか残さないということを意味します。
たとえば、あなたが両親の別居問題や職場のトラブルやその他の問題を抱えすぎている場合 は、あなたの「スパン・オブ・コントロール」の限界を超えている可能性が高く、その状態でいくら薬を飲んだり休みを取ったりしても、根本的な解決にはつながらない ということです。
過去の「スパン・オブ・コントロール」の先行研究でも明らかにされたように、人が管理できることやものには限界があり、その限界を超えた場合は必ず悪影響が発生してしまう のです。
したがって、あなたがいま両親の別居問題や保育園の人間関係やその他の問題を抱えすぎて悩み苦しんでいるとしたら、それらを解決するにはたったひとつの方法しかありません。
それは・・・
あなたが管理している問題を、手放すことです。
あなたは問題を抱えすぎているのです。
本来は、あなたが関与すべき問題では無いことに対して、無条件で何も考えずに関わりすぎていることが、現在のあなたの悩みやその他の問題の大きな原因となっているのです。
したがって、いまあなたができることは、いますぐあなたが抱えている問題を誰かに委ねる ことです。
たとえば、あなたの両親の別居問題については、そもそもあなたが関わるべき問題ではありません。
たとえ血が繋がった親子とは言っても、成人した男女の問題は、 当人同士が解決すべき問題 であって、子供であるあなたが積極的に関わるべき問題ではないのです。
当人同士で直接話し合い、うまくいかないようであれば離婚することも選択肢の一つでしょうし、復縁するのもいいでしょう。
それらの選択や行動は、あなたが直接関わるべき問題では無いのです。
当人同士、成人した男女が直接関わって問題を解決すればいい話です。
それでも、あなたの両親や家族が文句を言ってくるようであれば、その時はあなたが家を出ることも選択肢として検討すべき です。
幸いにして保育士の求人状況は、現在のところ売り手市場ですので、現在の保育園を退職したとしても、寮完備の保育施設や住宅手当などの福利厚生が充実した職場で働くこともできます。
⇨いつまでもパートの保育士で働くのが嫌なら、市場機会を活かそう!【market opportunities】
いまなら、そのような選択も十分可能 だということです。
ぜひ、あなたの「スパン・オブ・コントロール」の限界値を放置せずに、いますぐあなたが管理していることを誰かに任せ、適切な対策を講じて下さい。
4.いますぐトラブル開放!
いかがでしたでしょうか?
現在あなたが、あまりにも多くのことで頭を悩ませ続けているのは、「スパン・オブ・コントロール」の限界値を超えていることが原因なのかもしれません。
人が管理できるものには自ずと限界があるのですから、あなたはその抱えすぎている問題を誰かに委ねなければいけません。
あなたが抱えている問題を、勇気を出して誰かに委ねることができた時、あなたはこれまで感じることができなかった、素晴らしい充実感や幸福感を味わうことが可能になる のです。
ぜひ、勇気を出してその一歩を踏み出してみて下さい。
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