奨学金を返せない保育士急増？ロジックツリーで即解決！【Logic Tree】

学生時代に借りた奨学金・・・
給料が安すぎてもう返せない！

結婚・妊娠で働けない・・・
収入が無いから返済なんて無理！

貯金も無いし
旦那や実家に頼るのも無理・・・
もう、どうしたらいいの！

ＮＨＫ等でも報道されていましたが、奨学金の返済が困難になってしまい、最後の手段としてやむなく自己破産する人が急増しています。

もしあなたが、毎月の奨学金の返済や今後返済予定の修学資金について悩んでいるとしたら、この記事の内容を十分理解することによって、あなたの悩みは一瞬で解決されることをお約束します。

それでは始めていきましょう。

返済が困難になる理由。

現在、日本全国で奨学金の返済が困難になり、返済を滞納する人や自己破産申請する人が急増しています。

※「日本学生支援機構奨学金の貸与と返還の現状」より筆者作成

返済金を滞納する原因は様々ありますが、日本学生支援機構が行った調査によれば、滞納の最も大きな原因は「本人の低収入」で、「支出の増大」や「入院・事故」等がその後に続くという結果でした。

つまり、既に日本の社会構造は変化しており、終身雇用や年功賃金制度などは崩壊しているので、特に若い世代は非正規雇用などの不安定で低賃金の仕事に就かざるをえない状況に追い込まれているということです。

そのような厳しい環境の中で毎月奨学金を返済し続けていくのは、どんなに頑張って働いても相当困難であることが予想され、結果として延滞債権の急増という形でその困難さが証明されています。

ＮＨＫの報道でもあったように、最終的に奨学金の返済が不可能となり自己破産に追い込まれた件数が、累計で1万件を突破しているという現状は、かなりの異常事態と指摘せざるを得ません。

とはいうものの、次の世代のための資金を確保するためにも、貸し付けた奨学金は確実に返還してもらわないと、奨学金の制度自体が崩壊してしまいますので、非常に悩ましい問題でもあります。

現在、特に保育士の修学資金については、各自治体が実施している保育士の修学資金貸付を利用すれば、基本的にその自治体で数年間保育士として働けば返還が免除されます。

また、過去の記事でも紹介したように、各企業独自で給付型の奨学金制度等も実施されていますので、これから保育士を目指す人は非常に恵まれてると言えます。

⇨自治体担当者のための保育士獲得講座【機能的価値と感情的価値】

いずれにしても、現在の社会構造の変化によって、今後も奨学金の滞納問題は増え続けることが予想されます。

ロジック・ツリーとは？

このような複雑な環境の中で、ある特定の問題を解決しなければならない場合は、まずその問題の基本構造や因果関係を明確にし、図表などを利用して視覚化していく必要があります。

そのような時に使用するツールが、「ロジック・ツリー」です。

問題の分析や思考の過程を視覚化することによって、その問題の根本的な深い原因を特定したり、具体的な解決策を導き出すことが可能になります。

問題の原因を分解しながら、さらに深く原因を追求していくことによって、一見すると複雑すぎて解決困難と思われていた問題であっても、その解決策を見つけ出すことができるのです。

具体的な事例で説明していきましょう。

滞納問題を解決！

たとえば、「奨学金を返せない」という問題について、ロジック・ツリーを使って簡単に視覚化してみると、以下のようになります。

ここで用いたのは、「奨学金が返せない」という問題に対して、「なぜ」を繰り返していくことによって根本的な原因を特定する、「WHYツリー」というロジック・ツリーの手法です。

このように、問題の原因を一つずつ分解し深く追求していくことによって、滞納問題の根本的な原因やその具体的な解決策がより明確になってきます。

1.毎月の返済金が多い

毎月の返済金が多過ぎて悩んでいるなら、単純に毎月の返済金を少なくしてもらえばいいだけです。

たとえば、当初20年で返済予定の返済期間を、30年に延長してもらえば、それだけで毎月の返済金額は数千円から数万円減額されます。

現在では、返済期間の延長についても非常に柔軟に対応してもらえるようですので、もしあなたが毎月の返済金が多すぎて悩んでいるなら、あなたが奨学金を借りたところに連絡して「返済期間の延長申請」を行ってみて下さい。

ただし、返済期間が伸びるということは、その期間分だけ支払う利息も多くなるということですので、最終的な総返済額は増加してしまうことについては十分注意して下さい。

一時的に返済金額を少なくして返済を継続し、数年後に余裕ができたら繰り上げ返済して最終的な総返済額を抑えるなど、計画的な返済をすることをおすすめします。

ちなみに自治体によっては、奨学金の返済に困っている方向けに、「奨学金返還助成制度」を実施している自治体があります。

その自治体内の会社で働けば、返済金の半額を自治体が負担するなど、それぞれの自治体独自の内容で制度運営をしています。

「奨学金返還助成　自治体名」で検索してみると、多くの自治体で「奨学金返還助成制度」を実施していることがよく分かります。

「返済期間延長」と「奨学金返還助成制度」を上手に組み合わせて実行することができれば、大抵の人の悩みはほぼ解決できるということが、いまのあなたにも十分ご理解いただけたのではないでしょうか？

2.収入が少ない

そもそも「収入が少なくて返済に回せるお金が無い」という場合は、上記1の「返済期間延長」に加えて、あなた自身の収入を増やす方法を考えなければいけません。

具体的には、「残業を増やす」・「出世する」・「副収入を得る」などの対策がありますが、最も簡単な方法は「残業を増やす」方法です。

ただし、サービス残業が状態化している保育業界は、そもそも残業を増やしても十分な残業手当が支給される可能性は低く、この方法では問題を解決することはできません。

「出世する」という方法についても、そもそも保育業界は、若くて安い賃金で働く保育士を数年で退職させ、新たな新人保育士を雇っていくという「低賃金雇用サイクル」で成り立っている業界でもあるので、長期間同じ保育施設で働き続けて出世していくという選択肢も、現実的に実行するのはかなり難しい状況です。

となると、あなたが保育士として働きながら収入を上げるためには、「副収入を得る」という選択肢しかないことが分かります。

もしあなたが、低賃金で奨学金を返済していくのが困難だと感じているなら、その問題を解決することができるのは、「残業を増やす」ことでもなく、「出世する」ことでもなく、「副収入を得る」という選択肢しかありえないということです。

ロジック・ツリーを再度確認して、視覚的に問題の原因と解決策の関係を正しく理解して下さい。

ちなみに、保育士を退職して寿退園や他業種へ転職するという選択肢もありますが、それらについては過去の記事でも解説していますので、そちらの記事を参考にしてみて下さい。

⇨いつまでもパートの保育士で働くのが嫌なら、市場機会を活かそう！【market opportunities】

3.働いていない

もしあなたが、結婚や妊娠などの事情で現在働いていないために、奨学金の返済が困難になっているとしたら、上記1の「返済期間延長」に加えて、あなたがいますぐ収入を得る方法を考えなければいけません。

具体的には、「起業する」・「就職活動をする」・「在宅で収入を得る」という方法がありますが、結婚や妊娠などで外出が困難である場合は、そもそも「就職活動」自体ができません。

かといって自宅で「起業する」と言っても、あなた自身に特殊な技量や人脈や資力がなければ、いますぐ起業を軌道に乗せて収益化を図るのは、非常に困難な荒業となります。

となると、ここでの結論は、必然的に「在宅で収入を得る」ということになります。

したがって、「奨学金が返せない」という問題の最適な解決策は、上記2の結論と合わせて考えてみると、「毎月数万円程度の収入を自宅で得る方法」であることが導き出されます。

それでは、具体的にどのようにして、この「毎月数万円程度の収入を自宅で得る方法」を実現することができるのでしょうか？

方法はいくつかありますが、もし要望が多いようであれば、最も簡単で確実性が高い「毎月数万円程度の収入を自宅で得る方法」について、近日中にまとめて記事にしたいと思います。

ただし、短時間でも毎日まじめにコツコツ努力できる人向けの内容になりますし、そもそも特に要望が無いようであれば、他の記事作成に時間を使っていきたいと思いますので、その点はご容赦下さい。

いますぐロジック・ツリーを育てよう！

いかがでしたでしょうか？

毎月の奨学金の返済がちょっとキツいなあと感じている、いまのあなたのその不快な感情も、この記事を読んだことによってかなり解消されたのではないでしょうか？

あらゆる物事の原因を特定するためには、まずその問題を細かく分解し、そのうえでそれぞれの因果関係や要因分析を行って、それぞれの解決策を導いていく必要があります。

ロジック・ツリーは、まさにその解決策を見つけ出すための、簡単で最適なツールの一つです。

ぜひあなたも、今抱えている悩みや問題についてロジック・ツリーを作成し、根本的な原因を解明し解決策を実行して、悩みとは無縁の快適な生活を送っていって下さい。

⇨保育士以外で　　　　　
待遇が良い職業とは？

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