やる気がない？保育実習生の態度や髪型も大嫌い！クリティカル・シンキングで考えてみよう！【Critical Thinking】

保育実習生の態度が酷すぎて
もう、なんかイラつく！

人の机の引き出しを開けて
勝手に私の私物を使ってるし・・・

彼氏に送り迎えさせるとか
タメ口で挨拶するとか一体何様なの？

毎年、保育実習の時期になると必ず、一定の割合で問題を起こす保育実習生が表れます。

保育実習生のあり得ない行動や非常識的な発言内容に、あなたは酷く疲れ果てイライラする気持ちを必死に抑えながら、それでも我慢して指導しなければならないという、最悪の日々を過ごすことになるわけです。

そんなストレスに押しつぶされそうになっているあなたのために、この記事を作成しました。

この記事を読むことによって、あなたは今まで感じていた保育実習生に対するモヤモヤとした不信感やイラつく感情が、いつの間にか解消していることに気付くことができるでしょう。

それでは始めていきます。

この記事の目次

　1.保育実習生にイライラする理由。
　2.クリティカル・シンキングとは？
　3.保育実習生問題の最適解！
　4.やる気を出して、いますぐ実践！

1.保育実習生にイライラする理由。

最近の保育実習生は、ゆとり世代が原因なのかどうかよく分かりませんが、とにかくまともに目を見て挨拶できる人が少ない印象があります。

掃除をやらせてみても、中途半端にただゴミを集めるだけで、きちんと最後まで仕事を終わらせることができない人がいたり、平気で仮病を使って休んだりする人もいます。

これはゆとり教育などに代表されるように、家庭や教育機関での最低限の躾（しつけ）や教育が、十分に行き届いていないことに原因があるのかもしれません。

いずれにしても、保育実習生を見ているだけでとにかくイライラしてしまうあなたの気持ちは、この記事を作成している私でさえ、痛いほどよく理解できます。

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ただ、あなたが今感じている若い世代に対するモヤモヤとした感情は、あなただけではなく、過去の偉大な人達もあなたと同じように感じていたということだけは知っておいてください。

今から約2,400年前の古代ギリシャでも、今のあなたと同じように、若い世代に対する不平不満を口にする偉大な人物がいました。

「最近の若者は、なんだ。目上の者を尊敬せず、親に反抗。法律は無視。妄想にふけって街で暴れる。道徳心のかけらもない。このままだと、どうなる」
※「アシモフの雑学コレクション」より

そうです。

あの偉大な哲学者であるプラトンでさえ、当時の若者に対する不平不満を口に出し、今のあなたと同じように若者にイラつき苦悩していたのです。

ですから、もしあなたが保育実習生に対してどうしようもない不平不満を感じていたとしても、それは決して異常なことではありませんので安心して下さい。

むしろ何千年も前の太古の昔から、私たち人類が経験し続けてきたごくありふれた現象であることを、まずはあなた自身が十分に理解することが大切なのです。

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2.クリティカル・シンキングとは？

若者に対する不平不満やイラつく感情は、人類にとってごくありふれた現象であることは理解できたと思います。

しかし、だからといって、いまあなたの目の前で保育実習生がやらかしてしまっている失態を、そのまま見過ごしていいという理由にはなりません。

そうできれば、どれだけ幸せな日々を過ごすことができるかと妄想したくなる、いまのあなたの気持ちは十分理解できるのですが・・・。

とにかく、いまあなたの目の前で引き起こされている保育実習生の失態を、なんとかしてその保育実習生自身に悪いことであることを理解させなければいけません。

しかし、保育実習生に対して具体的な改善策を提示し、時にはあなたが実際にやって見せても、結局その保育実習生は上の空で話を聞き、そのために全く業務改善がなされない・・・。

あなたはこのような最悪の無限ループに追い込まれ、結果として、いつもの最悪な日常が待ち受けていることになるわけです。

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このような、最悪の無限ループから抜け出すために、あなたは今すぐ「クリティカル・シンキング」の考え方を導入しなければいけません。

「クリティカル・シンキング」とは、問題を特定・分析して最適解を導き出すための考え方のことです。

常に問題に対する批判的思考を忘れず、見過ごされやすい「隠れた前提」等を明らかにして、最適な問題解決策を見つけ出していかなければいけないのです。

特に、自分達にとっては常識で当たり前の事（隠れた前提）は、新しく加入するメンバーや若い世代の人達にとってみたら、全く常識ではなく、一つ一丁寧に説明していかなければ、お互いの価値感や認識を共有することができません。

たとえば、いまあなたの頭の中では、人にあったら大きな声であいさつするとか、目を見て話すとか、そのようなことはわざわざ言葉にして説明する必要もない、社会一般の常識だと認識しているかもしれません。

しかし、あなたのその考え方は非常に甘い考えであると指摘しなければいけません。

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なぜなら、権利意識が強い今の若い世代の人達にとってみたら、あなたから挨拶や話し方まで一つ一つ強制されるのは、かなり行き過ぎた権利の侵害でありあなたは非常識な人間だと認識されてしまう危険性があるのです。

ここまで極端ではないにしても、あなたの頭の中で常識とされていることが、実は、他の世代や他の業界や他の国の人から見てみたら、明らかに非常識な考え方と認識されているということは、現実の世界でもよくあります。

つまり、このあなたの頭の中にある常識こそが、保育実習生問題の「隠れた前提」の一つであり、この「隠れた前提」が保育実習生に全く理解されていないからこそ、あなたは現在、余計なストレスや苦労を強いられているのです。

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3.保育実習生問題の最適解！

それでは、具体的に「クリティカル・シンキング」の考え方を活用して、あなたがいま抱えている、とても悩ましい保育実習生問題に対する最適解を見つけ出していきたいと思います。

「クリティカル・シンキング」を実践するには、まず「問い」をたて「問題を定義する」必要があります。

「なぜ◯◯なのか？」

「何が問題なのか？」

このようにして、まずは問題を定義していきます。

たとえば、

「なぜ保育実習生が嫌いなのか？」

という問いに対して、

「保育実習生は◯◯が問題だ」

と問題を定義するということです。

前回の記事で解説した「ロジック・ツリー」を使用して、説明していきましょう。

このように、あなたが指導している保育実習生には、様々な問題点があることが明らかになりました。

次に、その「問題の根拠」を明らかにしていきます。

そして、「隠れた前提」などを洗い出します。

このように「問題を定義」し「隠れた前提」などを明らかにしていくと、「保育実習生が嫌い」という問題は、多くの点でお互いの常識の不一致に原因があることが浮かび上がってきます。

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自分達が当たり前だと思っていたこと、元気に挨拶して当たり前、先輩には敬語で話すのが当たり前など、あなたが常識だと考えていた事柄も、実は今の若い世代にとっては常識では無い可能性が非常に高いのです。

ということは、この「保育実習性が嫌い」という問題を解決するためには、まずお互いの常識に対する考え方を一つずつ比較して、お互いの認識を一致させていく作業が必要になることが分かります。

つまり、「クリティカル・シンキング」から導き出される初めの解決策は、まず「お互いの常識に対する認識を一致させる」ということになるということです。

注意しなければいけないのは、

感情的になったり

単純化しすぎたり

他の解釈を無視したりしない

ことです。

とにかく中立的な立場で、できるだけ多くの可能性を検討し、最適な解決策を比較検討し判断していきます。

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「クリティル・シンキング」の批判的思考というのは、相手や考え方を一方的に非難するのではなく、文字通り、常識とされる考え方や他の考え方等をよく比較検討し、最適な解決策を判断するということです。

だからこそ、「クリティカル・シンキング」が「批判的思考」と表現されているのです。

4.やる気を出して、いますぐ実践！

いかがでしたでしょうか？

あなたが指導している保育実習生のやる気が感じられなかったり、あいさつや態度がムカついたりしていたとしても、それは今に始まった問題ではなく、人類の遥か太古の昔から悩まされ続けてきた、ありふれた問題です。

あの偉大なプラトンでさえ、今のあなたと同じように、若い世代に対する不平不満を口に出しイラつく毎日を送っていたのです。

しかし、気が遠くなるほどの長い年月を経て、私たちは過去の偉人でさえ手に入れることができなかった「クリティカル・シンキング」という、ある意味究極の問題解決ツールを手に入れることができました。

いまのあなたは、その究極の問題解決ツールを駆使して、あらゆる問題の根本的な原因を解き明かし、見事に最適な解決策を導き出すことができる画期的な思考法を身に付けています。

あとは実践あるのみです。

いますぐ、あなたの目の前の問題を一つずつ分解し、問題の原因を探り出し、隠れた前提を明らかにして、一日でも早く快適な毎日を過ごすことができるように頑張っていってください。

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