エプロンシアターの残業対策は、マスカスタマイゼーション。

オリジナルの
エプロンシアターを
作り出したら、

徹夜続きで
サービス残業の毎日・・・。

もう無理かも・・・

そうですよね。

毎日、一生懸命に保育児童の面倒を見て、遅れてくる保護者を待ち続けてサービス残業、さらに今週中にオリジナルのエプロンシアターを作らなくちゃいけない・・・。

だから、毎日自宅に仕事を持ち帰って、深夜まで作業を続けているんですよね。

でも、どうしてもその作業が終わらなくて、いつの間にか朝日が登ってきていて・・・。

本当につらいですよね？

毎日毎日サービス残業続きで、いつの間にかあなたからも笑顔が見られなくなって、肝心のエプロンシアターも未完成のままで・・・。

そんなあなたには、ぜひマスカスタマイゼーション（mass customization）をマスターして、サービス残業から開放された快適な毎日を過ごしていただきたいと思います。

サービス残業が発生する理由。

どうして保育関連の仕事は、サービス残業が発生してしまいやすいのでしょうか？

それは、これまでの記事でも簡単にお伝えしていますが、最大の要因は、保育業界の旧態然としたその体質にあります。

⇨保育士は休みが取れない？！サービス残業を解決する方法とは？

⇨【北海道】保育士の厳しい勤務実態が判明！問題はコレだ！

⇨残業なしの保育士になるには、BCG分析を活用しろ！BCG Growth-Share Matrix

福祉関連の業務だから改善・効率化は不要などという体質が、何の疑問も持たれず、また実際に勤務する保育施設によっては、体育会系的な指導方法がいまだにまかり通っている古い体質の業界だからです。

長い歴史のある名店や伝統芸能の世界でさえ、時代の変化に合わせてその姿を変化させ続けています。

自分達が時代の変化に負けずに生き残り続けるため、常に自己反省と改善・改革を継続し続けてきたからこそ、歴史ある名店や貴重な伝統芸能がこれまで継承され続けてきたわけです。

民間企業であればさらにその生存競争は激しく、少しでも改善・改革・効率化を怠った企業は、あっという間に整理淘汰されてしまいます。

にもかかわらず現在の保育関連業界は、公立保育士や社会福祉法人の経営者一族の高すぎる給料問題に始まり、保育業務の非効率的な運営や待機児童問題の複雑化など、現在においてもほとんどその改善の兆しが見られません。

しかし、いつまでも福祉関連業務だからという理由だけで、業務の非効率化が正当化される時代は続きません。

近い将来、保育業界の根本的な制度や施設の整理再編成について、現実化する時代がやってくるでしょう。

いずれにしても、いまのあなたが抱えているサービス残業問題は、あなたの能力に問題があるわけではなく、基本的に保育業界の旧態然とした体質にあるということを理解して下さい。

マスカスタマイゼーションとは？

マスカスタマイゼーション（mass customization）とは、大量生産（mass）とカスタムメイド（customization）を同時に実現する方法です。

大量生産とそれぞれのお客様の要望に合わせたカスタムメイドは、全く異なる概念で実現不可能と捉えられていましたが、現代では、特にエレクトロニクス関連企業などで採用・実践されています。

そもそも、お客様の要望に合わせた商品やサービスを提供すると言っても、それぞれの商品やサービスに共通する部分は、それなりに大きな割合を占めています。

したがって、商品やサービスの作業工程を事前に細分化しておけば、それぞれのお客様の要望に合わせてより短期間・効率的に、新たな商品やサービスを提供することが可能になります。

このマスカスタマイゼーションの概念を十分理解し、旧態然とした保育業務に応用することによって、非効率的な保育業務の改善を実現することができるでしょう。

具体的な実践方法。

それでは、具体的にエプロンシアターの残業対策として、マスカスタマイゼーションを実践してみましょう。

簡単にエプロンシアターを作成する方法については、過去の記事でもお伝えしていますので、今回お伝えするマスカスタマイゼーションについても、一つの選択肢として参考にしてみて下さい。

⇨新人保育士が簡単にシアターを作成する、たった一つの方法。

マスカスタマイゼーションは、協調的（Collaborative）・適応的（Adaptive）・透過的（Transparent）・表面的（Cosmetic）の4種類に分類されます。

今回のエプロンシアター残業対策に活用するのは、適応的マスカスタマイゼーションが適しています。

適応的マスカスタマイゼーションは、標準的な商品やサービスを作成し、実際に利用する人が自分の手でカスタマイズする方法です。

つまり、これまでの記事でもお伝えしているように、保育関連業務をICT化等によりデータ化し、定型的な作業は誰でも効率的に活用できる状態にしておけば、この適応的マスカスタマイゼーションを実施しやすいと言えます。

しかし、現実の保育業界においてはICT化はもちろんのこと、業務改善・効率化が遅々として進んでいません。

エプロンシアターについても、毎年毎年同じような物が作成されているわけですから、共通する部分は再利用可能なようにモジュール化し、作成方法などについても情報をデータ化しておくべきです。

このような最低限の効率化を行っているだけでも、新たなエプロンシアターを0から作成する必要もなく、その年の児童に合わせたものをマスカスタマイゼーションを活用して、毎年新たに作成していくことが可能となるのです。

したがって、いまあなたができることは、先輩が過去作成したエプロンシアター等を取り寄せ、再利用可能なものを特定し、できるだけ効率的に作成することです。

そして、できれば将来の新人保育士のためにも、エプロンシアターの作成方法や過去の作品などを整理しておき、将来、あなたと同じように無駄なサービス残業などで苦しむ保育士が現れないよう、対策を講じておくと良いでしょう。

まずは過去の作品を整理してみよう！

いかがでしたでしょうか？

サービス残業続きでエプロンシアターの作成が進まず、心身的に疲れ切っているあなたのために、効率的にエプロンシアターを作成する方法についてまとめてみました。

結局のところ、保育業界の非効率的な業務運営やその体質が、あなたの悩みやサービス残業の大きな原因の一つとなっています。

今すぐ保育業界を一気に改善することはできませんが、それでも、いまのあなたでも実行可能な方法はいくらでもあります。

過去の記事なども参考にして、ぜひチャレンジしてみて下さい。

⇨保育士以外で　　　　　
待遇が良い職業とは？

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