このやり方って、
本当に正しいの?
無理やり子供の口に
食事を詰め込むなんて・・・
子供の目の前で怒鳴り散らす
園長先生がすごく怖い・・・
新しい保育施設で働き始めると、必ず発生する問題があります。
それが、新設保育施設の保育方針に関する問題です。
もしあなたが、新設された保育園での保育業務に関して、なんだか不安だなとか疑問があるなと感じて悩んでいるとしたら、この記事の内容を参考にして今後のあなたの対応に活かしてみて下さい。
保育方針への不安。
もしあなたが、保育児童の口に無理やり食事を詰め込んででも、効率的な保育業務を行うように園長先生やあなたの上司に指導されたら、どのような対応をしますか?
素直に園長先生やあなたの上司の言うことを守り、無理やり保育児童の口に食事を詰め込んで、従順で優秀な保育士と認められるような行動を取りますか?
それとも、いくらあなたの勤める保育施設の園長先生や上司の指導であっても、無理やり子供の口に食事を詰め込むのはあなたの倫理観に反するとして、園長先生や上司の指導を拒絶するでしょうか?
その指導内容が、いくらその保育施設の保育方針だと言っても、あなたはちょっと不安になったり疑問を感じたりしますよね?
その不安感や疑問点が生じるのは、ある意味当然のことで、むしろあなたは正しい倫理観や感覚を備えていると、自分自身を褒めてもいいくらいです。
単純に保育業務の効率性を追求するのであれば、園長先生やあなたの上司が言うことにも、一定の理由があると認められます。
新設の保育施設は少ない保育士で、不慣れな保育業務を運営しなければなりませんので、効率的な保育業務を求めるのは当然のことです。
とても限られた人的リソースで保育業務を行わなければならないのですから、1分1秒も無駄にすること無く業務の効率化を検討することは、一般的に怠惰な経営構造を持つ保育業界であっても必須の課題なのです。
したがって、園長先生やあなたの上司が指導している内容にも、一定の合理的な理由があると認めることができます。
ただし、保育児童の口に無理やり食事を押し込む行為については、完全にやり過ぎです。
というよりも、場合によっては保育士による児童虐待や犯罪行為として、あなた自身が罪に問われる危険性が極めて高いと言えます。
実際に、数年前に千葉市の保育士が、同様の事件で強要罪の疑いで逮捕されています。
子供の口に無理やり食事を詰め込む行為が、保育児童に対する強要罪の疑いありとして、その保育士が逮捕されるとともに、保育施設への補助金交付認定を取り消されています。
ちなみに脅迫罪や強要罪は、刑法222条と223条で以下のように定められています。
(脅迫)
第222条
1.生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2.親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。
(強要)
第223条
1.生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する。
2.親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者も、前項と同様とする。
3.前2項の罪の未遂は、罰する。
つまり、普段あなたが園長やあなたの上司から指導されて、嫌々ながら「保育児童の口に無理やり食事を詰め込む」という行為は、「暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ」る行為として、刑法223条に規定する強要罪に該当する危険性が極めて高いということです。
実際に、千葉市の保育士は強要罪の疑いで逮捕され、施設長とその他の保育士は退職を余儀なくされ、その保育施設は補助金の交付を取り消されています。
あなたが今、保育施設の保育方針に不安や疑問を感じているのは、むしろ全く正常な感覚であり、あなた自身を褒めてあげるべきなのです。
「授かり効果」に注意しよう!
あなたには、今の保育施設の保育方針に対して不安や疑問を感じるという正常な判断能力があったとしても、園長先生を始めその他の保育士があなたと同じように正常な判断能力を保っているとは限りません。
実際に、保育施設の経営者や長年保育士として働いている人は、過去の自分の知識や経験を絶対視してしまう傾向があります。
これまでこのやり方でやってきたから、自分の尊敬する上司が言っていたことだから、園長先生の指導内容だからという理由だけで、それが唯一絶対の正しい考え方だという、非科学的・非合理的な認識が定着してしまっています。
なぜこのような誤った認識が定着してしまうのかというと、様々な要因はありますが、一つの回答として「授かり効果」という心理バイアスで説明することができます。
「授かり効果」とは、自分が知っていることや持っているものを高く評価しすぎることで、自分が初めに知ったものや過去に上手くいった知識などが、高く評価されすぎてしまうものです。
あなたが勤めている保育施設の園長先生やあなたの上司も、この「授かり効果」で誤った認識に犯されている可能性があるということです。
園長先生が過去学んだこと、あなたの上司が過去にやってみて偶然上手く行った知識や経験などが、園長先生やあなたの上司の頭のなかで実態以上に高い評価がされてしまっているのです。
実際には、古すぎたり非科学的・非合理的な知識や経験で、現実的には全く通用しないにもかかわらず、自分が学んだり経験したというだけの理由で、自分の考えや指導は正しいといった誤った認識が定着してしまうのです。
この「授かり効果」によって、園長先生やあなたの上司は本当に正しい保育方針を判断できず、結果としてあなたに対して間違った保育方針を指導してくる危険性があることを十分認識しておいてください。
もしかしたら、園長先生やあなたの上司の指導を真面目に聞いて実行した結果、あなたが犯罪者として罪を問われる可能性があるのですから・・・。
罪を逃れる方法。
それでは、具体的にどうやったら、あなたが保育児童への虐待や強要罪などの罪に問われる危険性を回避することができるのか、一つずつ解説していきましょう。
1.まずは記録。
もしあなたが勤める保育施設の保育方針に対して、少しでも不安や疑問を感じているなら、いますぐ以下の内容で作業を進めて下さい。
これは過去の記事でも触れていますが、保育士関連の問題を解決するには、まず記録することから始める必要があります。
⇨保育士の派閥闘争は、同調圧力とアビリーン・パラドックスに注意しよう!【Abilene paradox】
⇨保護者からのクレームが怖い保育士は、限界利益分析で対応策を検討しよう!
⇨園長と先輩保育士のパワハラが怖い!キャズム理論で即解決?!
最も効率的なのは、保育施設のICT化やwebカメラ等による記録方法ですが、アナログな方法としてあなた自身の日誌を毎日記録していく方法があります。
具体的に、何月何日園長先生から◯◯を行うように指導されたとか、上司の△△さんからこういう指導を受けたとか、できるだけ詳細に記録していって下さい。
毎日のサービス残業続きで、肉体的にも精神的にも辛い状況だとは思いますが、将来あなたが罪に問われて犯罪者になり路頭に迷うという悲惨な状況から逃れるためには、どうしても必要な作業です。
どうしても辛いなら、毎日ICレコーダーをポケットに忍ばせて、勤務時間中は全て記録するという方法もあります。
今はデータ保存用のハードディスク等も、かなり安くなってきていますので、数千円から1万円程度のハードディスクを購入すれば、数年分の音声データを問題なく保存し続けることができるでしょう。
ポイントは、あなたが保育方針に対して不安を感じていることや疑問点を質問している様子を、しっかりと記録しておくことです。
あなたはあくまでも従業員の保育士という弱い立場で、保育施設の経営者や園長先生やあなたの上司から指導され、その指導内容に沿って保育業務を行っているという状況を、証拠音声として記録しておくのです。
いざという時、必ずあなたを救ってくれる貴重な証拠資料となるでしょう。
2.専門家へ相談。
日本のどの業界でも言えることですが、自社内の不祥事や不都合な事実は、組織全体で隠ぺいする圧力が強くなってしまう傾向があります。
いわゆる、赤信号をみんなで渡ってしまうという行為です。
みんなで違反をしたり危険を冒しても、何となく大丈夫だろうとか見逃してもらえるだろうという、危険で安易な考え方です。
組織の健全化を目的とするのであれば、直ちに自社内の不祥事を公表し、処分や対策を実行するべきですが、どうしても日本の組織には歴史的に隠ぺい体質が根強く残っています。
あなたが、保育方針の誤りを指摘したところで、園長先生やあなたの上司は顔を歪めて、「余計なことを言う前に、ちゃんと仕事を覚えろ!」などとあなたを恫喝する可能性が高いでしょう。
実際、保育業務の経験年数で比較したら、あなたよりも園長先生やあなたの上司の方が、遥かに経験年数が長いわけですから、いくらあなたが正しいことを主張していたとしても、あなたの言葉や指摘内容には説得力が感じられないのです。
ですから、あなたが取るべき行動は、保育方針に対する不安や疑問点を聞き、可能であれば過去に保育士が逮捕された事実などを伝える程度にしておくべきです。
それ以上あなたが園長先生やあなたの上司を追い込んでしまうと、その保育施設内でのあなたの立場が、急速に悪化していく可能性が高いからです。
あくまでも不安や疑問点を質問する程度に抑え、同時に、園長先生やあなたの上司には内緒で専門家に相談して下さい。
たとえば、法律的に問題がないか知りたいのであれば、過去の記事でも紹介しているように、法テラスや弁護士ドットコムなどの無料相談を上手く活用するのも良いでしょう。
また、サービス残業などの労働に関する問題についても、上記の無料相談に加えて、労働基準監督署の相談窓口などで相談することもできます。
もちろん、この相談内容などについても、しっかりと記録に残しておくことは忘れないでください。
3.逃げ出す勇気を持つ。
あなたが勤めている保育施設で、保育児童に無理やり食事を押し込んだり、児童虐待と捉えられかねない保育方針を無理やり強要されて、改善される見込みが無いと判断したら、いますぐその保育施設から逃げ出すことを検討しなければいけません。
今すぐ逃げ出さなければ、いずれ保育児童の保育事故や保育児童への虐待や犯罪行為として、何も知らないあなたが罪を問われる危険性が極めて高いからです。
何か事故が起きてから動き出しても遅すぎるのです。
何の罪もないあなたの保育士人生や穏やかな生活が、一気に暗闇に落とし込まれてしまう危険性が高いのです。
しっかりと毎日の記録を保存し、専門家に相談して実態を把握したら、なるべく穏便にその保育施設から逃げ出す方法を模索しなければいけません。
なるべく早く、あなたに最も適した次の再就職先を探し出す必要があるということです。
幸いにして、いまのあなたは保育士の資格や保育業務の経験がありますので、保育士が不足している今なら、1ヶ月以内にあなたが希望する保育施設を見つけることができるでしょう。
⇨いつまでもパートの保育士で働くのが嫌なら、市場機会を活かそう!【market opportunities】
可愛い子どもたちの命を守るためにも、そして、あなた自身の身を守るためにも、是非いますぐ行動に移して下さい。
行動は今すぐ!
いかがでしたでしょうか?
あなたが勤務している保育施設の保育方針が、実は未来のあなたをとても辛い状況に追い込み、心身ともに苦しめることになる危険性について、十分理解できたのではないでしょうか?
あなたが今感じている不安や疑問を大切にして、あなた自身の幸せな未来を守るためにも、いますぐ行動に移すことを強くおすすめします。
http://hoikusishushoku.gjgd.net/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E5%B0%B1%E8%81%B7/%E6%96%B0%E5%9C%92%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%82%B2%E6%96%B9%E9%87%9D%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%84新園の保育方針は間違い?不安の原因は「授かり効果」です!
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