新人保育士が退職するタイミングとは？いつ辞める？回収期間法で計算してみよう！【Payback Period Method】

保育士になって働き始めて、

しばらく経つけれど・・・。

心も体も疲れ果ててしまって、

もう、いますぐにでも退職したい！

でも・・・

あまり人に迷惑をかけないで

保育士を辞めるには

どのタイミングが一番いいの？

保育士として働き始めた頃は、子どもたちに囲まれて楽しい職場をイメージしていたのに、現実の世界は、仕事が忙しすぎたり、子どもたちのケガが心配だったりして、とても楽しいと感じることはできない毎日・・・。

もともと声も大きい方じゃないし、昔から腰も悪いし体力も無いから、やっぱり私には保育士の仕事は向いてないような気がする・・・。

でもいきなり退職したら、他の人達に迷惑をかけちゃうし・・・。

もしあなたが、このような悩みを抱えて苦しんでいるとしたら、この記事の内容を参考にして、自分に最適な退職のタイミングや、あなたの素晴らしい人生を掴み取るための選択肢を選んでみて下さい。

それでは始めていきましょう。

この記事の目次

　1.新人保育士が、退職に悩む理由。
　2.退職前に役立つ、回収期間法。
　3.退職するタイミングを計算しよう！
　　　3-1.保育士資格取得費用などを、返済する必要が無い場合。
　　　3-2.保育士資格取得費用などを、返済する必要がある場合。
　4.新人保育士は、辞める前にまず計算！

1.新人保育士が、退職に悩む理由。

やはり、新人保育士が就職してすぐ退職するとなると、自分自身の職歴にもあまり良い印象は持たれなくなるでしょうし、職場の皆さんや子どもたちに迷惑をかけてしまいそうで、退職すること自体を悩む新人保育士が多いようです。

単純に結婚が決まったとか、妊娠したからと言った理由があれば、ある意味割り切って、退職に向けた行動を取りやすくなるのでしょうが・・・。

過去の記事でも解説しているように、新人保育士が保育士の仕事に対して大きなストレスを感じているのは、紛れもない事実です。

⇨保育士の早期離職問題は、リアリティショックが原因！

新人保育士がかなり早い段階で退職を考えてしまうのは、保育士の劣悪な職場環境を放置してきた、保育業界全体にその責任があります。

ですから、もしあなたが新人保育士で退職を考えていたとしても、それはあなただけの責任ではないということを、まず理解して下さい。

そのうえで、今後、あなたが取るべき最適な行動について、具体的に検討していきましょう。

2.退職前に役立つ、回収期間法。

回収期間法とは、投資した資金が何年で回収できるかを計算し、投資するかどうかを判断する方法です。

投資した資金については、できるだけ短期間で回収できたほうが良いわけですが、そのような理想的な投資先を見つけるのは、現実的には非常に困難です。

たとえば、あなたは保育士になるために、保育士の資格取得費用やその他諸経費等も含めて、総額数百万円以上の投資をすでに行っています。

仮にその投資金額が２００万円で、あなたの現在の年収が社会保険や税金を引いた手取り金額が１００万円だった場合、回収期間は２年ということになります。

この２年という回収期間が短いと感じれば投資すべきだし、長いと感じれば投資すべきではないと判断するわけです。

本来であれば、あたなが保育士を目指す前に、この回収期間法を活用して保育士を目指すべきかどうか判断すべきですが、現時点でも、あなたが進むべき方向性を判断するのに役立てることができます。

⇨新人保育士が人間関係で悩む前に、構造的慣性を理解しよう！

3.退職するタイミングを計算しよう！

それでは、具体的にあなたが退職する最適なタイミング、あるいは、そもそも退職すべきかどうかについても、回収期間法を用いて判断していきましょう。

3-1.保育士資格取得費用などを、返済する必要が無い場合。

まずは、あなたが保育士取得費用などを返済する必要が無い場合です。

奨学金や借入金などを利用せずに、親が教育資金などを全て負担していて、親に返済する必要がない場合などですね。

この場合は、回収期間法を用いるまでもなく、あなたが好きな時期に保育士を辞めることができます。

他の保育士や子どもたちの感情を無視することができれば、あなたはいつでも保育士を辞めることができるということです。

とはいうものの、なかなかそこまでドライに割り切って行動できる人もいないでしょうから、基本的には、年度末に退職することを念頭に置いて、少しずつ退職の準備をすすめるのが良いでしょう。

ただし、どうしても年度末まで我慢できないということであれば、ボーナス支給月にボーナスを貰ってから退職するのが、退職する時期として、一つの目安となります。

ボーナス支給月前に退職すると、ボーナスは一切貰えない保育施設が大半ですので、少しでも損をしないで退職したいなら、ボーナス支給月退職があなたの当面の目標となります。

⇨毎朝苦痛で辛いと感じている保育士は、ネガティブ・フィードバックに注意しよう！【negative feedback】

3-2.保育士資格取得費用などを、返済する必要がある場合。

もあしあなたが、奨学金や自治体の貸付金などを利用して、保育士の資格を取得した場合は、回収期間法を活用して、あなたにとって最適な退職時期を決定すべきです。

前節の事例のように、あなたがすでに２００万円の保育士取得費用を投資していた場合、あなたの手取り年収が１００万円なら回収期間は２年となります。

つまり、あなたは最低でも２年間は保育士として働かないと、あなたが投資した資金、実際には奨学金や貸付金としてあなたが借り入れている借金を、完全に回収することはできませんので、投資としては失敗だったということになります。

もちろん、他の保育施設に転職して、合計２年間以上保育士として働くことができれば、投資資金を完全に回収することができるので、その場合は投資としては合格と判断することができます。

したがって、借金の返済義務があるあなたに最適な退職時期は、採用後２年以上経過した日ということになります。

⇨保育士の勤務シフトがめちゃくちゃ！レピュテーション・マネジメントを忘れずに！【Reputation Management】

もちろん、奨学金の免除条件には、同じ自治体内で５年間保育士として働くことなどがありますので、その条件を満たすまで同じ保育園で働く、あるいは、同じ自治体内の他の保育施設に転職して、通算で５年以上の保育士勤務実績を達成して、返済を免除してもらうという選択肢もあります。

もしあなたに奨学金や貸付金などの返済義務があるなら、返済を免除してもらえるまで、つまり保育士として５年以上働いたほうが、金銭的なメリットが大きいので有力な選択肢となります。

しかし、あなたの投資案件を回収期間法で判断した場合は、最低２年間は保育士として働くことが、現在のあなたの最適な選択肢ということになるのです。

ちなみに、保育施設の職場環境は、職場内の人間関係が良好かどうかで、あなたに対する影響も大きく異なってきます。

もしあなたの現在の職場環境が、かなり酷すぎて耐えられないと感じているなら、思い切って他の保育施設に転職することも検討すべきです。

保育士の給料は、働く場所によって大きな格差がありますので、あなたが他の保育施設に転職することによって、投資回収期間を短縮することができるかもしれません。

⇨【保育士の給料が良い】のはここだ！その意外な現状とは？

4.新人保育士は、辞める前にまず計算！

いかがでしたでしょうか？

結婚した保育士は、なかなか正規職員として働き続けることは難しいので、アッサリと退職していく姿がよく見られます。

新人保育士であるあなたも、同じように行動できれば良いのでしょうが、なかなかドライに割り切って行動できないのも、義理人情を大切にする同じ日本人として十分理解できます。

ただ、あなたに残された人生の時間には、限りがあるということだけは忘れないでください。

あなたに残された人生の時間は、

永遠ではないのです。

毎日同じような悩みや苦しみで、あなたの貴重な人生の時間を浪費し続けるのではなく、常にあなたにとって最適な選択肢を探し続ける努力だけは、続けていって下さい。

あなたの素晴らしい人生を掴み取るためにも、まずは、あなたの投資回収期間を計算することから始めてみて下さい。

⇨保育士以外で　　　　　
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