毎日子供たちと触れ合いながら、楽しく仕事ができると思っていたのに、自分に任された仕事は、食事の準備とか片付けとか掃除とか・・・。





そんな雑務ばっかりやらされて、いい加減、子供たちの前で何かやりたいのに、全然何もやらせてくれないなんて酷い・・・。





もしあなたが、そのような不満の気持ちで一杯になっているとしたら、ぜひこの記事を読み込んで、あなたが満足のいく仕事ができるように準備を進めて下さい。





それでは始めていきましょう。

この記事の目次 　1.新任保育士が、設定保育に悩む理由。  　2.新任保育士のアカウンタビリティー。  　3.新任保育士におすすめの設定保育。 　4.新任保育士は、設定保育の準備を！

設定保育とは、一般的に一斉保育という呼び方もされますが、新任保育士が悩みを抱えやすい課題でもあります。











学生時代の保育実習期間中にも、この設定保育で何をどのようにしてやれば良いのか分からず、毎日悩み続けた記憶があなたにもあるのではないでしょうか？





保育士によっては、設定保育よりも自由保育の方に適正がある場合もありますので、中には設定保育をやること自体に大きなストレスを感じる保育士もいます。

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過去の記事でも触れているように、この設定保育と自由保育については、あなたが勤めている保育施設の運営方針によって、その取り扱いが大きく異なってきます。





保育施設の園長先生が、昔ながらのやり方を重視している場合は、どうしても自由保育ではなく、設定保育を多く取り入れた運営になりやすい傾向があります。





その結果、現場の保育士たちは子供たちに飽きられないように、常に新しい設定保育を考え続けなければならない状況に陥り、その準備や制作やサービス残業などによって、徐々に心身ともに疲弊していくことになるのです。

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新任保育士が設定保育を任された場合、あるいは、設定保育をあまりやりたくない場合など、どのような状況であったとしても、新任保育士のあなたには保育業務に関する「アカウンタビリティー」があります。





「アカウンタビリティー」とは、社会に影響を及ぼす組織で権限を持つものが行う行動について、その内容や結果などを報告する責任のことです。





たとえば、保育施設で設定保育を行う権限を持つあなたが、これから設定保育を行う場合、その行動内容や結果などについて、利害関係者に説明する責任があるということです。





この点を理解していない新任保育士が、非常に多い印象を受けます。





とにかく、自分が任された設定保育を準備したり完了することだけに目が行ってしまい、他の保育士や上司や園長先生や保護者などに対して、正しく説明する責任を忘れてしまっています。










このような説明責任、つまり、保育業務に関する「アカウンタビリティー」について、新任保育士は全く理解していない、あるいは、軽視してしまう傾向があります。





したがって、保育施設の責任者としては、新任保育士のあなたが責任を持って仕事ができるのか心配になってしまいます。





そして、いつまでたってもあなたに設定保育を任せなかったり、一方的に設定保育の内容を指示したり干渉してきたりすることになるのです。

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このような説明責任は、民間企業では常識となっていることですが、公的な機関や教育機関については特に、自分達の仕事内容を公にしたくない傾向が見られます。











だから、教育施設でのいじめ問題は無くなることが無いのです。





海外の教育施設などでは、防犯目的も兼ねた記録カメラの設置や、教育施設内に警備員を配置するなど、これらの対策がすでに常識となっている地域もあります。





このような対策を事前に講じておかなければ、教育施設を運営する組織として、その責任、つまり「アカウンタビリティー」を全うすることができないからです。

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言い換えると、このような「アカウンタビリティー」に基づいて、事前の対策を実施することによって、その組織に対する信頼感は向上することになります。





そして、その結果として、余計なコストを発生させることなく顧客満足度や従業員満足度を高めることができるのです。





新任保育士のあなたも、設定保育をやりたいと考えているなら、その方針や内容などについて、具体的に説明する事ができて初めて、あなたに設定保育を任せてもらえるようになるのです。





もしあなたが、設定保育を任させて嫌な気分になっていたとしても、この説明責任を果たすことができなければ、あなたに対する信頼感は失われ、最終的にはあなただけが孤立したり陰湿なイジメの被害に合うなどの危険生が高まっていきます。

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それだけ、この「アカウンタビリティー」という概念は、これからのあなたの保育士人生を左右する、大きな影響力を持っているということを、まずは理解して下さい。











保育業務に関する説明責任の重要さについては、新任保育士であるあなたも十分理解したはずです。





そこで、具体的に新任保育士におすすめの設定保育について、簡単に解説していきます。





やはり、一番簡単な設定保育の決め方は、過去の歴史を参考にすることです。

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新任保育士が、ゼロから新しい設定保育を考えるのは、かなり困難な道を選択することになってしまいます。





恐らく、あなたに設定保育を任せた上司や園長先生も、過去の作品などを参考にして設定保育を考えるように、あなたに指示しているはずです。





折り紙を作るにしても、絵本の読み聞かせにしても、あなたが全くのゼロから考える必要はありません。











過去の先人達の知恵や経験を、あなたは徹底的に利用して、効率的に事前準備を完了させて下さい。

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もちろん、準備に取り掛かる前には、どんな方針でどのような内容にする予定かなど、あなたの信頼感を向上させるためにも、設定保育に関する「アカウンタビリティー（説明責任）」を果たすことを忘れないでください。





そして、無事あなたの設定保育が完了した後も、あなたの設定保育に関する「アカウンタビリティー（説明責任）」はありますので、具体的にどのような結果で今後どう改善点するかなども含めて、あなたの上司や園長先生に報告して下さい。





このような行動を続けていくことによって、あなたの保育施設での信頼感は向上していき、充実した保育生活を送ることができるようになるのです。





保育士であるあなたには、保育業務に関する「アカウンタビリティー（説明責任）」があるということを意識して、日々の保育業務に勤しんで下さい。











いかがでしたでしょうか？





いきなり設定保育を任されて困惑したり、あるいは、いつまでたっても自分に設定保育を任せてくれなくて悩んでいたあなたも、「アカウンタビリティー（説明責任）」の重要性を理解できたのではないでしょうか？





あなたがこれから、どのような仕事を任されても、他の業種に転職したとしても、この「アカウンタビリティー（説明責任）」はあなたにとって、非常に大きな影響を与える要素となります。





「アカウンタビリティー（説明責任）」を放置した企業は、どのような末路を辿っていったのか、あなたも十分理解しているはずです。





どんな仕事であっても、あなただけは十分な説明と準備を欠かさずに、これからの保育人生を充実したものにしていって下さい。