わたしの職場には、
気を許せる人が一人もない・・・
自分は要領が悪いから
また注意されるたびに
自己嫌悪になっちゃう・・・
可愛い子ども達は大好きだけど、
この孤独感にはもう耐えられない・・・
学生時代はたくさんの友人達と、思いっきり笑ったり遊びに行ったりして、ほんとうに楽しい時間を過ごせていたのに、保育士として働き始めたら毎日が息苦しくてつらくて・・・。
学生時代の友人からは、いつも明るくて人見知りもしなくて羨ましいと言われていたけれど、いまのわたしは保育園のトイレで大きく「ハー・・」とため息をつく瞬間だけが、たった一つの安らぎの時間。
もしあなたが、そのような一人寂しい孤独感に耐えきれなくなっているとしたら、ぜひこの記事内容をよく理解して、これからのあなたの人生に役立ててみて下さい。
あなたの目の前には、キラキラと光り輝く大きな世界が広がっていることを、いまのあなたでも十分心の底から体感することができることを、お約束します。
それでは始めていきましょう。
1.保育士が職場に馴染めない理由。
孤独で職場に馴染めないという悩みは、古今東西、あらゆる集団で引き起こされてきた課題で、その原因や解決策について様々議論がされてきました。
⇨対人恐怖症で人前が苦手な保育士は、ヒューマン・スキルに注目しよう！【human skill】
「本人のコミュニケーション能力の問題」だとか、「仕事の能力が不足している」からだとか、「態度が悪い」とか、「上司や先輩に問題がある」だとか、「空気が読めない」だとか、それこそ星の数ほどその原因や解決策が検討されてきました。
しかし、それらすべての議論や解決策は、根本的な本質を理解していない、その場しのぎの解決策となっているのもまた事実です。
有識者やインターネットでまことしやかに解説されている情報などは、そのほとんどが全く役に立たなかったということは、いまこの記事を読んでいるあなたも、過去に経験があるのではないでしょうか？
そもそも多くの人達は「孤独」という言葉や状況に対して、行き過ぎた誤解と負のイメージを持ち続けているのが、大きな問題なのです。
本来「孤独」とは、本人の主観的な感覚でしかありません。
たとえ多くの人たちと交流があったとしても、本人が誰からも理解されていないと感じているのであれば、周りの人からは楽しそうに過ごしているように見えても、やはりそれは「孤独」なのです。
本人が「孤独」を感じているのですから。
もしあなたが、職場に馴染めず「孤独」を感じているとしたら、それは結局のところ、あなた自身が「孤独」を感じているから「孤独」なのであり、結果として職場に馴染めないという悩みにつながっているのです。
⇨先輩保育士の冷たい視線が怖い！暗黙知を暴き出そう！【tacit knowing】
もしかしたら、あなたのまわりにいる人達は、あなたが職場に馴染んでいないとか悩んでいるとか、そのようには捉えていないかもしれません。
たしかに、あなたのコミュニケーション能力や仕事の処理能力などに多少の問題はあるかもしれませんが、新入社員がそのような問題に悩まされるのは、毎年誰もが経験する恒例行事のようなものです。
だからといって、あなた以外の人もあなたと同じように「孤独」を感じているかと言えば、ほとんどの人はそのような「孤独」を感じないまま職場経験を積み、何事もなかったかのように日々を過ごしていっています。
つまり、いまあなたが感じている「孤独」という感情は、多くの割合であなた自身の感じ方や受け取り方に、その原因があるのです。
ここで誤解してほしくないのは、単にあなたの気持ちの持ちようを変えれば全てうまくいくとか、変な自己啓発系の情報のように、鏡を見て自分自身を褒めてみようだとか、そのような全く科学的根拠のない精神論を、あなたに無理やり押し付けようとしているわけではありません。
そのような怪しげな精神論に逃げるのではなく、単純に、「孤独」という概念が持つ根拠のないマイナスのイメージに騙されないで欲しいのです。
⇨保育士のうつ・悩み・ストレス・ノイローゼ一発解決！NLP編
たとえば「孤独」という概念には、他人から強制される「隔離」、社会的に避けられる「疎外」、単純にひとりぼっちである「孤立」など、多くの状況が想定されます。
この「隔離」や「疎外」や「孤立」という状況を、いまあなたの頭の中で想像してみて下さい。
やはり、あまり良くないマイナスのイメージや映像が浮かんできましたよね？
たしかに「隔離」や「疎外」や「孤立」という状況からは、どうしても負の感情やマイナスのイメージしか伝わってきません。
しかし、そもそも「孤独」という概念にはもう一つ、極めて貴重で重要な状況が存在するのです。
それが、「孤高」という状況です。
「孤高」とは、他人を寄せ付けずに気高い様子のことです。
つまり、本人のコミュニケーション能力だとか態度だとか仕事の能力だとか、そのような問題はそもそも瑣末（さまつ）な現象にしか過ぎないのです。
そのような枝葉（えだは）にこだわるのではなく、そもそも「孤独」とはとても気高い「孤高」という状態なのだということを、あなた自身が理解し実践することが極めて重要なのです。
⇨【保育士の苦労】は、仮説思考で解決しよう！【Hypothesis Thinking】
まとめると、もしあなたが職場に馴染めなくて「孤独」を感じ、毎日苦しい思いをして悩んでいたとしても、その原因探しや犯人探しをしてもあまり意味はないということです。
そんな無駄な時間を使って悩み続けるくらいなら、これからあなたが「孤高」という気高い存在を目指し、その気高い存在になるためにやるべきことを実行し続けたほうが、遥かに建設的で素晴らしい人生を送ることができるのです。
ただ、実際に行動に移すとなると、なかなか勇気が湧かなかったり、何をしていいのか分からなくなったりします。
そこで必要となるのが、「期待理論」という考え方です。
2.馴染めない保育士のための期待理論。
期待理論とは、人は「報酬」などを期待して行動するということを明らかにした理論です。
一生懸命仕事をしても給料も休みももらえず、全く何の対価も得られないのであれば、普通の人はその仕事をやめ会社を去っていきます。
一方で、多少仕事がきつくても、十分な給料や快適な職場環境など、確実な「報酬」が約束されていれば、大抵の人はその仕事を頑張って働き続けます。
このように、人が行動する理由はその行動に対する「報酬」を期待しているからで、最終的に、自分が得られる利益を最大化するような行動を取るようになります。
たとえば多くの人は、全く同じような仕事をするなら、より給料や職場環境が充実した会社で働きたいと判断します。
⇨【保育士の給料が良い】のはここだ！その意外な現状とは？
これは、まさに自分が得る利益を最大化するために、より高い「報酬」を期待して勤務先を選んでいる行動なのです。
もちろん、人はお金だけで行動を決めるわけではありませんので、この「報酬」には、金銭的なものから精神的なものまで、あらゆる概念が含まれています。
たとえば、いくらお金をもらっても全力で働かない人が、給料は変わらなくてもチームリーダーや責任のある立場に任命された途端、急に人が変わったようにバリバリと働き始める人がいます。
これは、その人にとって「毎月もらう給料の額」よりも、「責任のある立場」という名誉の方がより価値が高く、その人にとっての魅力的な「報酬」となっていることを意味します。
いずれにしても、わたしたちが何か行動する場合は、多くの場合この期待理論どおり、つまり自分が価値を感じる「報酬」を基準にして、自分自身の行動を選択・実行しているのです。
⇨保育士のための恋愛講座。合コン必勝法は「３Ｃ分析」！
3.保育士が孤独を断ち切る方法。
それでは、あなたが今感じている「孤独感」や「疎外感」について、いますぐ断ち切る具体的な方法を解説してきます。
まずあなたがやらなければいけないことは、自分が何に対して価値を感じるのか、何が自分にとっての最高の「報酬」となるのか、それを確定する必要があります。
具体的には、過去の記事でも触れたように、まずは自分自身を全て明らかにすることから始めて下さい。
⇨保育士が楽しいとは思えない？！再就職前の自己認知が重要！【self acknowledgement】
そして、自分自身の自己認知力を高め、自分が何に対して最も価値を感じるのか、一体何が自分にとっての最高の「報酬」なのか、しっかりと考え抜いて全て明らかにして下さい。
結果として、「やっぱり自分にとって最高の報酬は、お金しかない！」となるかもしれませんし、「お金よりも楽しい人間関係が、自分にとっての最高の報酬だ」という結論になるのかもしれません。
いずれにしても、自分自身にとっての本当の価値を理解して、最高の「報酬」を明らかにして下さい。
そして、自分にとって最高の「報酬」が明らかになったら、あとはその「報酬」を最大化するためには、具体的に何をするのが最も効率的なのか考えるだけです。
たとえば、あなたにとって最高の「報酬」が「お金」だった場合。
この場合は、より給料が高い保育施設に勤務することや、そもそも保育士ではなく他の待遇の良い業界で働くことなどを、具体的に検討していくことになります。
⇨いつまでもパートの保育士で働くのが嫌なら、市場機会を活かそう！【market opportunities】
あなたにとって最高の「報酬」が「楽しい人間関係」だった場合、現在の人間関係を改善するのがいいのか、それとも他の保育施設や他業種で新しい人間関係を構築した方がいいのか、具体的に検討していくのです。
このように見てくると、現在あなたが悩まされている問題は、単にあなたが何に対して最も価値を感じるのか、どうやってその価値を最大化するのか、それらを明らかにすることによって、自然に解決される問題であることがよく理解できます。
つまり、いまあなたが職場に馴染めなくて一人寂しい孤独感を感じていたとしても、それはしっかりと自己認知力を高めて、自分自身を深く理解し、具体的な解決策を実行することによって必ず解決できるのです。
一人で悩みすぎないで、まずは自分自身を深く知ることから始めてみて下さい。
4.一年目の保育士は、今すぐ努力開始！
いかがでしたでしょうか？
新人保育士が新しい職場に馴染めずに、孤独で一人思い悩み続けるというのは、精神衛生上もあまり好ましい状態とはいえません。
そのように自分の「孤独」を問題として捉えるのではなく、とても気高い「孤高」の状態であると捉え、さらに価値のある人物になれるように成長する努力をしたほうが、はるかに充実したすばらしい人生を歩んでいくことができます。
ドイツの哲学者Max Stirnerも、こう指摘しています。
「孤独は、知恵の最善の乳母である。」
孤独があるからこそ、人は自分自身をより深く考えるようになり、さらに深い知性や創造性を発揮することができるのです。
ぜひあなたも、「孤独」という目に見えない恐怖に惑わされるのではなく、とても気高い「孤高」という概念を理解し、さらに自らの成長を加速させて素晴らしい人生を歩んでいって下さい。
http://hoikusishushoku.gjgd.net/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E5%B0%B1%E8%81%B7/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E4%B8%80%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%A7%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%81%AB%E9%A6%B4%E6%9F%93%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84保育士一年目で職場に馴染めない、行きたくない！適正は期待理論で比較判断してみよう。【Expectancy theory】
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