現場の保育士からは、このような日常の悩みや悲鳴が毎日のように聞こえてきますが、実際の保育施設ではそれらの問題が改善される様子は一向に見られません・・・。





どうしてなのでしょう？





児童評価や発達記録等についての書き方や期間や文章量など、これまで日本全国で長期間に渡って同じ法律に基づいて作成されてきたはずですが、少し地域が異なったりするだけで、全く書き方が異なることも珍しくありません。





箇条書きではダメとか、上司が赤ペンでチェックするとか、一部保護者に書かせるとか、目標をどう書くとか、折り紙については書かないとか、排泄や着脱の書き方とか・・・。

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職場の上司やお局様に、慎重にご意見伺いを立てなければ行けないとか、家に持ち帰ってサービス残業を強要されるとか・・・。





とにかく、勤務する保育施設によって、書き方や取り扱いが全く統一されていないのです。






なぜ、このような非合理的な事務作業が、現代日本で放置され続けてきたのでしょうか？

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民間企業で言えば、商品や売上や在庫の状況について、一つ一つ手書きで書き続けているようなものです。





しかもその書き方やルールが、勤務する保育施設によってそれぞれ異なり、全く統一されていないのです。





しかし、児童票などの定型化した報告物等については、記載する内容もほとんど定型化できるはずですし、実際過去の児童票を比較しても同じような内容であることが分かります。





そして、それらの定型化した事務処理が、いまだに効率化もされず放置され続けています。

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そのような非効率的な事務作業を、世界的にも高度なIT技術が浸透しているはずの現代日本において、これまで放置され続けてきたということは、ある意味大きな発見でもありました。





このような非効率的な事務作業を保育士に強制させ、さらに低賃金で朝晩のサービス残業を強いられている現場の保育士の姿は、悲惨すぎてとても見ていられません。





このような非効率的な業務運営を行っている組織は、通常であれば競争の原理によって淘汰されていくはずです。





ところが、自治体や福祉団体が関係する組織には、税金や補助金などの手厚い保護などがあるため、結局のところ、どうしても不健全な組織が淘汰されにくい環境になってしまいます。





したがって、いつまでも非合理的で前例踏襲を原則とした保育施設が、いまだに存続してしまうという、非常に歪んだ現実が存在するのです。

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ということは、本来淘汰されるべき不健全な組織が存続し続けるのが避けられないのであれば、それらの不健全で非合理的な保育施設自体を少しでも改善することが、保育士が抱える様々な問題を解決する最短の選択肢になると考えられます。





したがって、いまだに手書きで児童票などを園独自のルールで書かせている非合理的な保育施設は、いますぐICT補助金制度等を活用して、事務処理に関する合理化・効率化を推進すべきです。





ICT補助金は、国と自治体が保育施設のICT化の費用を、上限はありますが基本的に１００％負担してくれる補助金ですから、保育施設内の定型業務の効率化をいますぐ検討すべきです。





それらの対策を実施することによって、保育士の離職率やサービス残業を抑制し、結果的に想定外の保育事故を防ぐ効果や保護者の満足度を高めることに繋がるのです。

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もしあなたが勤めている保育施設で、これらのICT化によって定型的な事務処理が効率化されていないとしたら、いますぐ事業主に対して、ICT補助金などを活用した事務処理の効率化を要請すべきです。





ほぼ金銭的な負担無しで、無駄な事務処理やサービス残業を削減できるわけですから、事務処理のICT化をいますぐ進めるべきだということです。

※たとえばこのようなサービス。





それでも、あなたの勤めている保育施設で事務処理のICT化を導入しない場合は、今後ますますサービス残業が増え保育事故の発生確率が高くなることが予想されますので、より良い条件の勤務先を探しておくべきです。

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これだけ条件が整っているにもかかわらず、事務処理の効率化を放置しているような不健全な保育施設からは、いますぐ逃げ出すべきです。





そして、保育士に無駄な事務作業やサービス残業を強制するような不健全な保育施設は、あなたのような現場で働く保育士の転職という行動によって、自然淘汰されていくべきなのです。





そして、淘汰された保育施設、あるいは経営者に代わって、より健全な組織が運営されていくことになります。





そうすることによって、





全国の保育士の低賃金問題や


サービス残業問題が、


少しずつ改善されていくのです。





あなたが唇をぐっと噛み締めて、胃の中がムカつくのを必死にこらえながらただ黙って我慢していても、保育施設の高給取りの保育士や経営者を喜ばすだけで、全くの無駄な努力となってしまうのです。





ぜひ、あなたの勇気ある行動で、現在の不健全な保育業界の体質を改善して下さい。