研修で不安だらけの新人保育士のための、リアル行動ターゲティング！

何しているの！
さっさとこの子のオムツを替えて！

次はこれやっておいて！

さっさとしなさいよ！
それ昨日説明したよね？

研修二日目なのに、自分の要領の悪さに嫌気が差して、不安と恐怖で頭がいっぱいのあなた。

あからさまに他の新人保育士をえこひいきして、自分には何にも教えてくれなくて途方にくれているあなた。

そんな、暗い気分に打ちのめされている新人保育士のあなたのために、いまあなたが感じているどうしようもない不安や焦りの感情を、一気に解消する方法をお伝えしたいと思います。

この方法を知ることによって、あなたが先輩保育士から差別されたり無視されたりしたとしても、しっかりと立派な保育士として成長していくことができるようになります。

それでは始めていきましょう。

この記事の目次

　1.新人保育士は指導してもらえない？
　2.新人はリアル行動ターゲティング！
　3.新人保育士の不安と恐怖を解消する！
　4.新人保育士は今すぐ記録を始めよう！

1.新人保育士は指導してもらえない？

同じ時期に研修に入った新人保育士は、いろいろと細かい点まで指導してもらっているのに、なぜかあなただけは除け者にされるのはどうしてなのでしょうか？

あなたは不器用なりに一生懸命頑張って努力しているのに、なぜかあなたを見る目だけが、少しずつ無表情で冷たい感じになって、とても耐えられなくなっていますよね？

これは断言しますが、単純に物覚えの悪い人に仕事を教えるのは、教える側にとっては相当なストレスになるからです。

⇨やる気がない？保育実習生の態度や髪型も大嫌い！クリティカル・シンキングで考えてみよう！【Critical Thinking】

教える側の人間は、自分の仕事をしながら他人に仕事を教えることになるわけですから、その時点で相当なストレスを抱えています。

そのうえ、せっかく忙しい中で頑張って仕事を教えたとしても、次の日にはその新人さんは仕事を全く覚えていなくて、また同じことを一つ一つ繰り返すとなると、やはり教える側にとっては相当なストレスになってしまうのです。

本来であれば、仕事のやり方や注意点などを全てマニュアル化し、研修前に新人保育士へ配布しておけば、このような事態に陥ることはありません。

しかし、過去の記事でも解説しているように、保育業界はその業務オペレーションや人材育成などの様々な面において、一般的な企業や組織に比べて時代遅れで稚拙な制度や仕組みが蔓延しています。

⇨新卒保育士が担任に？！スキミング戦略が、退職したいあなたを救う特効薬！

⇨どちらの先輩保育士の指示が正しいの？瀬戸際戦術で見極めよう！

たしかに物覚えの悪い新人さんに仕事を教えるのは、教える側にとって相当なストレスであるのは事実ですが、そもそも保育業界の組織運営や業務オペレーション自体にその根本的な原因があるのです。

したがって、もしあなたが不器用で物覚えが悪く、自分自身が嫌になっていたとしても、必要以上にあなた自身を痛めつける必要はありません。

今あなたが感じているストレスや不安や恐怖心は、あなた自身に問題があるのではなく、また、あなたを指導している先輩保育士の性格が悪いのでもなく、単純に保育業界の稚拙な業務運営自体にその原因があるのです。

2.新人はリアル行動ターゲティング！

今あなたが抱えている不安や恐怖心は、保育業界の稚拙な業務運営にあることは理解いただけたと思います。

しかし、現実問題として、今あなたの目の前の現実を放置し、保育業界の改革や改善を待っていたとしたら、取り返しのつかない事態となってしまうのもまた事実です。

そこで、いまのあなたに身に付けていただきたい戦略が、「リアル行動ターゲティング」です。

「リアル行動ターゲティング」とは、現実の行動をデータ化して広告やマーケティングの効果を高める戦略です。

ただ街中にポスターやチラシを配布しても、一般的にその広告効果は限定的なものになりますが、それぞれの個人の行動データを分析してその個人に適した広告を表示することができれば、一般的な広告よりも遥かに効果的な施策となります。

20代の女性に「盆栽」の広告を見せることができたとしても、それは広告費の無駄使いになる可能性がきわめて高くなります。

しかし、同じ女性が化粧品売り場に近づいた時に、街頭のポスターやスマホなどで、その女性に「化粧品」の広告を見てもらうことができれば、その化粧品売り場の売上が向上する可能性が高くなります。

このように、「リアル行動ターゲティング」によって、個人の位置情報や購買履歴や趣味嗜好などを分析し、その時に最適な広告やマーケティング施策を実施することにより、より効果的でより実践的な結果を得ることができます。

もしあなたが、先輩保育士から何も教えてもらえず途方にくれているとしたら、まずはこの「リアル行動ターゲティング」の考え方を理解して、実際にあなたの現場で活用してみて下さい。

いまあなたが感じている不安感や恐怖心や焦りは、正しく「リアル行動ターゲティング」を実践することによって、直ちに解消していくことでしょう。

⇨新園の保育方針は間違い？不安の原因は「授かり効果」です！

3.新人保育士の不安と恐怖を解消する！

それでは、具体的に今あなたが抱えている不安や恐怖を、「リアル行動ターゲティング」の考え方を用いて、直ちに解消する方法を解説していきます。

そもそも、新人保育士のあなたが今感じている不安や恐怖の大半は、あなたが先輩保育士から仕事のやり方を教えてもらえないとか、完璧に仕事を覚えられないなど、あなた自身が知らないことや満足に実行できない仕事が多いことに原因があります。

そのような場合は、あなたが「リアル行動ターゲティング」を自ら実践し、先輩保育士の様子を徹底的に観察しデータとしてそれを記録していくのです。

先輩保育士の周りの環境や子どもたちの様子、目線や体の向きや仕事の細かいやり方など、とにかく気付いたことは全てメモに記録していって下さい。

どんな時に先輩保育士はイラつくのか、どの子供の相手をしているときが忙しいのか、比較的余裕がある時間帯はいつなのか、徹底的に記録していくのです。

仕事の忙しさやその状況に応じて、ICレコーダーやスマホの録音機能を利用して、音声データとして記録してみてもいいでしょう。

そして、あなたが一日記録した行動記録を自宅に持ち帰り、徹底的に分析して下さい。

⇨新人保育士がミスの連続？！トヨタ生産方式でポカヨケしよう！【Poka-yoke】

新人保育士の大半は、ただ教えてもらうだけで、徹底的に分析する人はほとんどいません。

だから、物覚えが悪い新人保育士と認識されて、先輩保育士の印象が悪くなってしまうのです。

仕事をやるときの先輩保育士の姿や目線の先や体の動かし方など、とにかくあらゆる部分を徹底的に振り返って、あなたなりに徹底的に分析して下さい。

初めは全く意味のない作業のように感じるかもしれません。

しかし、あなたがこの分析を続けていくうちに、あなたが全く気づかなかった先輩保育士の何気ない行動が、実はとても重要な意味を持っていたことに気付く瞬間が必ず訪れます。

⇨仕事が遅くて注意される！保育士に向いてない？リーン生産方式を試してみよう！【lean production system】

この仕事をするときはなぜか理由はよくわからないけれど、先輩保育士はこんな体勢を取る傾向があるなとか、この子供だけは特定の場所にいるようにしているなとか、とにかく先輩保育士の特徴的な行動に注意を向けてみて下さい。

この作業を継続していくことによって、たとえあなたが先輩保育士から仕事の内容を満足に教えてもらえなかったとしても、短期間であなたも先輩保育士も十分満足できる仕事を実行できるようになります。

このような作業は、本来であれば保育業界全体の課題であり、熟練の保育士を分析してマニュアル化し、全国の保育士へ周知徹底すべき内容です。

しかし、現時点であまりにも稚拙な業務運営を営んでいる現在の保育業界に対して、そのような期待をするのは、そもそも時間の無駄なのです。

⇨ハインリッヒが暴き出す、保育児童死亡事故の巨大な闇・・・。

だから、あなたがやるしかないのです。

かつてアップル社が、日本の中小企業から世界最高レベルの練磨技術を、自らのICTテクノロジーなどを活用して盗み取ったように。

あなたも「リアル行動ターゲティング」による分析を利用して先輩保育士の仕事のやり方を盗めばいいのです。

ただ毎日観察し、記録し、分析し、行動する。

これを繰り返していくだけで、いまあなたが感じている不安や恐怖心は、一気に解消されていくことをお約束します。

4.新人保育士は今すぐ記録を始めよう！

いかがでしたでしょうか？

「リアル行動ターゲティング」は、広告やマーケティング業界では非常に注目を浴びている手法で、様々な業界でその効果を発揮しています。

アマゾンのおすすめ機能やポケモンGOの広告等でも、この「リアル行動ターゲティング」の技術は活用されていますので、その効果の高さが実証されているのです。

不安や恐怖で動けなくなるあなたの気持ちは十分理解できますが、ぜひ勇気を出して、まずはメモ帳に先輩保育士の行動を徹底的に記録するところから始めてみて下さい。

⇨保育士以外で　　　　　
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